字を上手に書くコツ
姿勢
字を上手に書くうえで姿勢は重要な要素になります。
持ち方や書き方ばかりに気を取られて、正しい姿勢が疎かになりがちですが、美しい字をかくために正しい姿勢は身につけたほうがいいです。
字を上手く書くにはまず書くコツを覚えておきましょう。
■背筋を伸ばす
椅子に座ってる状態でも正座の状態でも、背筋をしっかり伸ばすことは基本中の基本となります。
見た目が良くなるだけで効果はさほどないように思われますが、背筋をピンと張ることでより高い所から字を見渡せ、字の間隔を意識しやすくバランスの良い字が書けます。
脳の働きも活性化して、集中力もより高まります。
ポイントは姿勢をあまり意識せずに、椅子に深く座ることで自然と背中が伸びた状態で座ることです。
背筋を伸ばすことに意識をしすぎると、かえって疲れてしまい、字に乱れが出るので。
■足は組まない
文字を書くときに足を組まれる方が多いですが、足を組むのはNGです。
足を組むことで体の芯が曲がり、中心を捉えにくくなるので文字を書くのには適しません。
足は組まずに、両足のかかとをしっかり床までつけて、少し足を広げると書きやすいです。
文字の大きさ
日本語の文章を書くときは、漢字、ひらがな、カタカナ、数字の何かしらの母児を組み合わせて文章を作ります。
その際に、それぞれの文字の大きさをなるべく均等にした方が見栄えが良くなると考えがちですが、文字にサイズ差をつけて書いた方がバランスが取れて見栄えもよくなります。
見栄えが良いとされる文字の大きさの順番は、
漢字>ひらがな>カタカナ>数字
の順番です。
ひらがなやカタカナは、漢字と同じ大きさで書いても漢字より大きく見える傾向がありますので、なるべく漢字よりも小さく書くことがポイントになります。
一般的に「ひらがなは漢字の70%」で「カタカナは漢字の80%」ほどの大きさが良いとされています。